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灯油タイプの融雪のメリットとデメリット

灯油の融雪が他のタイプより優れてる点・劣る点とは
ロードヒーティング
融雪槽

維持費が安い!は 本当に過去のもの? パワーも健在!

灯油が1リットル 45円程度の頃は、ランニングコストで 圧倒的に有利でした。 その後、価格が上がったり・下がったりで、前ほど 圧倒的な経済的メリットは なくなりました。 しかし 実はそれでも、ボイラー式の灯油代のほうが、電気式の電気料より 安くできる場合も 多いです。

時折り「原油高騰」という言葉とか、直接的には関係のない「ガソリン高」等のイメージにも つられて、灯油ボイラーの経済性が 実際以上に 悪く思われがちな 傾向も しばしば 見られます。 先入観に とらわれ過ぎると 大事なことを 見落しかねないので 注意しましょう

(参考)1リットルあたりの灯油価格の推移(全国平均:店頭)
90年1月95年1月00年1月04年1月05年1月06年1月07年1月08年1月09年1月10年1月11年1月
42円47円43円44円56円75円75円97円68円70円82円
12年1月13年1月14年1月15年1月15年2月16年1月16年3月17年1月17年3月17年8月
89円96円104円92円82円68円61円78円78円76円
※データは「財団法人日本エネルギー経済研究所 石油情報センター」HP(「http://oil-info.ieej.or.jp/price/price.html」)の公開データを参考にしました。

灯油ボイラーの温水循環の融雪は、一般的に雪を融かす力が強い 傾向があります。力強く融ける融雪は、気持ちいいです。(ちなみに、灯油ボイラーのロードヒーティングに慣れた人にとっては、他の方式の融雪が 融けるのが遅いと感じる こともあるようです。)

ボイラー方式の融雪での 灯油代は、電気と違い「基本料金」などがなく、灯油を使った分だけの支払いです。(電気の融雪は 使わなくても かかる「基本料金」が ありますが、灯油ボイラーの融雪は 使わなければ 灯油代はゼロ円です。)

灯油タイプのメリットとデメリット

灯油タイプの特徴を挙げていきます。(◎:優れてる/○:普通/△:劣る)

【用途】
地面融雪(ロードヒーティング、融雪槽、融雪機)や、屋根融雪(ルーフヒーティング)で利用されます。

【灯油への慣れ・手間】△(慣れた人には○)
石油ストーブなどが普及した、灯油に慣れた地域で主に利用されてます。必要に応じて給油の手間があるため、慣れない地域の方には面倒に感じるかもしれません。

【パワー】◎
一般的に、電気タイプや、ヒートポンプより 雪を融かす力が強いです。
(ボイラー融雪に慣れた人が見ると、電気やヒートポンプの融雪は「融けが遅い」と感じるそうです。)

【融雪時の表面状況】◎
ロードヒーティングの 融雪時の 路面状況は、散水消雪(※主に青森県 以南)のような「水浸し」「水撥ね」の心配が ほとんどなく、車にも 人にも 優しいです。

ロードヒーティングの路面

【騒音】 ロードヒーティング・融雪槽○  融雪機△
「ロードヒーティング」や「融雪槽」で 使うボイラーは、大きくはないですが 音がします。お隣が 近く 寝室等との位置関係によっては、深夜等の運転に対して 苦情が出ることもあり、据付位置を 離すなどの 対応を要すこともあります。
「融雪機」は、除雪作業と並行して どんどん投入した雪を 融かしていくもので、ボイラーの音があります。

【耐久性】○
ボイラーの寿命は10年程度といわれています。おそらく電気タイプを勧める営業の人は、このように説明すると思います。ですが、実際には20年使用しても問題なく利用できてる場合も多いそうです。
(この理由は、融雪では40度くらいなど比較的低い温度で使うためボイラーの負担が少ないというのが、業者さんの見解です。)

【工事費】 ロードヒーティング・融雪槽○  融雪機◎
ボイラー方式のロードヒーティングは、施工面積が広くなるほど、工事費の面積当りの単価は下がります。
埋設がコンパクトな「融雪機」のほうが、槽を埋設する「融雪槽」より工事費は安いです。

【ランニングコスト】 ロードヒーティング・融雪機○  融雪槽◎
灯油が1リットル45円くらいの頃ならかなり価格的なメリットが大きかったですが、原油の高騰や価格が不安定な中で、その魅力は薄れています。それでも、1リットル90円くらいなら、ロードヒーティングや屋根融雪でも、電気より安くなる場合も多いといわれてます。
ゆっくり融かす「融雪槽」のほうが、一気に融かす「融雪機」よりランニングコストは安いです。

灯油は、電気などと違い基本料金がかからず、使った分だけの料金のため、暖冬や除雪などで 利用が減ったときの節約分が 分かりやすいです。
電力自由化の影響で、東北電力管内では 2016年4月から、北海道電力管内では 2017年4月から、一般電力と融雪電力(単価が安い)の併用が難しくなり、灯油タイプのメリットが相対的に高まっています。

【将来性】○
原油の高騰など、灯油価格の安定性には いくらか不安がありますが、経済性のメリットが失われたわけではありません。
将来的に熱源を ボイラーから「ヒートポンプ」等に変更する場合でも、舗装下に敷設された 配管などの設備は そのまま使える可能性が高いです。

灯油タイプに あっている方

石油ストーブなどで日常的に灯油を利用している方で、特に融雪のパワーを重視する方は、石油タイプの融雪があっています。 なお都市ガスが使える地域の場合、ガスのほうが ランニングコストが 経済的で有利なことがあります。

数十~100㎡以上など 広い面積の ロードヒーティングでは、灯油ボイラーが よく選ばれます。 ボイラー融雪は面積が広いほど、単位面積当りの工事費が安くなる傾向が強いです。 ヒートポンプの場合は、ボイラーより熱源設備の価格が高く、それだけ 工事費は 高いです。 電気ヒーターの場合は、広い面積でも 単位面積当りの工事費が それほど安くならないです。

灯油ボイラーの融雪に 慣れた人には、電気や ヒートポンプの 融雪は「融けるのが遅い」と感じる などの声も聞きます。「融け方について どう感じるか?」も ストレスを抱えないために 欠かせないポイントの ひとつです。

降雪センサー等による「自動運転」の融雪を 観察していると、雪の降り方が 微妙なとき等は、「スイッチONが早すぎる」と 感じることも あるようです。そこで 適宜 手動で ON・OFFを切り替える「手動運転」で、運転の精度を上げて、ランニングコストを減らそうとする人もいます。(「消し忘れ」「つけ忘れ」で 逆にコストが上がる 場合もあるので 注意が必要です。)
たとえば つけ遅れた場合などは、力の強いボイラー融雪のほうが カバーしやすく、「手動運転」には ボイラー融雪のほうが 向いているようです。

もし、工事費やランニングコストなども含めて、総合的に検討して選びたい場合には、いくつかの提案を比較するために、必要に応じて複数の業者に問合せを要します。(融雪業者の場合、得意なタイプに特化している会社が多いため。)

匿名・無料の見積でお助け!希望の業者選び & 納得の融雪検討

ところで、実際に融雪をやろうとした場合、「いったい、どこに相談すればいいのか?」と悩まれる方も多いです。

通常、融雪業者を探す場合には、電話して、まず、名前と連絡先と住所を教えて、自宅に来てもらって、というのが一般的です。

何社もとなると、この作業を何度も繰り返さないといけません。また、どんな融雪業者か分からない状況で、自宅に呼びますので、後からしつこい営業を受けたりする心配があるかもしれません。

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