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雪下ろしの事故の現状(数字と概要)と対策

意外に軽く見られがち、でも無視できない雪下ろしの事故

雪害全体の発生件数はどの程度?

消防庁防災課の資料(「消防の動き' 1 0 年11月号」p28より)によると、例えば 2000年(H12)から2009年(H21)までの 10年間の自然災害による死者・行方不明者は1,174名です。

そのうち約4割にあたる438名が雪害によるものです。ちなみに、最も多い風水害は589名です。しかし、雪害は積雪地に限定されることを考えると、地域に与えている影響はより大きいと考えられます。


雪下ろし等の除雪作業中の事故の発生

例えば、「平成18 年豪雪」と呼ばれた、H17年12月からH18年3月までに雪害により亡くなった方は152名(消防庁調べ)でした。そのほとんどは、雪下ろし等の除雪作業中(113名)です。なお 屋根雪に関わる犠牲者(雪下ろし・落雪)は、実に全体の6割に達する そうです。
なおこのときの重軽傷者の発表は2145名となってます。内訳は確認できませんが、軽傷などの場合、統計に入っていない負傷者も考えられますので、軽く1,000人を越える方が雪下ろし等の除雪作業中に負傷されてると予想できます。※ 参考&数字引用:「今冬(平成17年12月以降)の雪による被害状況等(第62報)消防庁」

さらに、H22年11月~H23年3月の雪害では131名(消防庁調べ)の方が亡くなりました。やはりそのほとんどが、雪下ろし等の除雪作業中(100名)です。なおこのときの重軽傷者の発表は1537名となってます。
※ 参考&数字引用:「今冬(平成22年11月から平成23年3月まで)の雪による被害状況等 平成23年6月3日 消防庁」

雪下ろし等の除雪作業中の事故での被害者は、屋根やハシゴからの転落による衝撃、あるいは転落により雪に埋もれたり、あるいは過酷な除雪作業のために発症(心疾患・脳疾患)を起こすケースなどが多いです。

65歳以上の高齢の方が多いことも事故の特徴の一つです。例えば、「平成18 年豪雪」の上記消防庁資料によると、「屋根の雪下ろし等、除雪作業中に亡くなった方」は、113名中、7割近い76名までが65歳以上の高齢者でした。

若い頃のイメージでムリしすぎるのかもしれません。要注意です。

依頼が集中しがちで雪下ろし業者の手配は難しい

雪下ろし等の除雪作業中の事故を防止するためにはムリしないことが一番です。

とはいえ、雪が積もってからでは、どうすることもできません。ムリして自分で片付けるか、人や業者に頼んで除雪あるいは雪下ろししてもらうか、ですね。

人や業者に頼みたいほど雪が降ったときというのは、どうしても 依頼が集中するために、なかなか頼める人や業者が見つからないことが多いです。
そのため、大雪の年には、雪下ろしが間に合わずに、軒や屋根が破損するということが、よく起こります。最悪の場合、雪の重さに建物が耐えられなくなり、倒壊して被害者が出るケースもあります。

また、やっと雪下ろしの業者などが手配できても、雪下しは危険を伴う高所での作業だけに、1回で10万円を超えるような費用 がかかることもあります。(ちなみに10万円あれば、ひと冬分の融雪のランニングコストを十分賄えるケースが多いです。)

融雪で雪下ろしは不要になるか?その費用は?

屋根の雪下ろしを自分でやれる場合以外では、融雪が最も安心できる方法 でしょう。

既に説明したとおり、雪下ろし業者への依頼は集中しやすいため、雪下ろしを待たされたり、値段的に高かったりする傾向があります。
それには、ある程度やむを得ない背景もあります。というのも、いつも大雪とは限らないため、業者側でも事前の準備には限界があります。雪が降らなかったり、予想外に早く消えてしまうと、準備は無駄になってしまうからです。また大雪の際には、雪を運び出す公共の雪捨て場が混雑して、作業効率が上がらないこともあります。

雪下ろしを不要にするのが目的なら、必ずしも屋根の雪を 全て 融かす必要はないです。

もちろん、屋根の雪を全て融かしたら、見栄えもスッキリしますし、最も安心できることは間違いないです。

しかし、ランニングコストや工事費の節約を考えれば、建物の構造上問題にならない程度の雪は、あえて融かさないという方法もあります。融かす量が多ければ、その分ランニングコストがかかりますから。

このように、「屋根の雪下ろしを不要にする」ための融雪であっても、少し考えただけでも、次の2通りの方法があります。
 (1)コストパフォーマンス重視で最小限の融雪
 (2)気持ちよくスッキリ全てを融雪

例えば、屋根融雪は最小限でいいから、残った予算を地面融雪(ロードヒーティングなど)に回して、除雪作業の負担軽減も図る ことだってできます。一口に融雪といっても、何を重視するかによって、同じ予算でも得られる結果は異なります。

あなたの悩みをしっかり理解し、最適な融雪を提案できる業者に出会う事が、満足の融雪を手に入れる重要なポイントです。

匿名・無料の見積で融雪方法と業者を検討

ところが、融雪業者選びは、意外に簡単ではないです。業者によってそれぞれ得意なタイプの融雪(地面、屋根、電気、ガス、灯油、・・・)に特化している場合も多く、業者選びがそのまま、融雪のタイプ選びに繋がってしまう ことも多いからです。
例えば、地面融雪が得意な業者に、屋根融雪に関わる悩み(例えば、雪下ろし・雪庇等の悩み)を相談しても、最適なコタエは期待できません。その場合は、屋根融雪が得意な業者に相談すべきです。

そもそも実際に融雪をやろうとした場合、「いったいどの会社に相談すればいいのか?」と悩まれる方は多いです。

通常、融雪業者を探す場合には、電話して、まず、名前と連絡先と住所を教えて、自宅に来てもらって、というのが一般的です。

また、何社もとなると、この作業を何度も繰り返さないといけません。また、どんな融雪業者か分からない状況で、自宅に呼びますので、後からしつこい営業を受けたりする心配があるかもしれません。

そのような あなたの面倒な作業を省き、匿名という点を活かし、安心してご検討頂ける方法があります。

たとえば「融雪工事の見積/提案のお助け.com」なら、無料・匿名 にて、あなたの要望や予算に合った、最適な融雪の提案や見積などを受取ることが出来ます。
資料請求から、サイトの利用、業者さんからの提案まで、すべて無料 です。
匿名 で、業者さんから提案が受けられますので、しつこい営業を受ける心配もありません。
まずは資料請求をして下さい。
それから、ご家族で雪下ろしの代わりとしての融雪について、じっくりと考えてみて下さい。



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